結局、相手は誰で値段は何円のギフトを贈った?2014年お中元に関するアンケート
【2014年9月8日】
インターネット調査会社の株式会社マーシュは、全国の20~60代の既婚女性と20~40代の未婚女性を対象にした「お中元に関するアンケート」の調査結果を発表しました。
調査期間は2014年8月20日~8月22日。
対象者は「D STYLE WEB」のアンケートモニター会員です。
2014年度:お中元のアンケート調査
お中元の有無と件数
2014年の夏にお中元を贈った人は37.8%。
既婚女性では49.2%で約半数、未婚女性では18.7%と、未婚・既婚別、年代別で見ると、結婚の有無や年代で割合が変わりました。40代前と50代以降で、大きな差があることが分かります。
贈った件数は「2件」が30.1%と多く、「1件」(25.2%)、「3件」(19.5%)、「4件」(7.6%)と続きます。
贈る相手
お中元を送った相手は「親戚(自分・夫の親以外)」が54.0%が最も多く、半数以上を占めました。
「自分の親」が37.7%と次に多く、「夫の親」が31.1%、「友人・知人」が21.9%、「仕事関係(上司・先輩・取引先など)」が21.2%と続きます。
「その他」(2.6%)としては「自分の兄弟姉妹、稽古事の先生、主治医、お寺」という回答が見られました。
お中元・お歳暮と言えば、以前は「会社や取引先に贈るもの」というイメージが強かったのですが、最近では儀礼禁止やコンプライアンスの関係から、やり取りを控える企業が増えています。
購入費用
お中元の1件あたりの購入費用は「3000円以上4000円未満」が35.1%と最も多い価格帯になりました。次に2000円以上3000円未満」が23.8%、「4000円以上5000円未満」が22.5%となり、2000円~5000円未満が8割を占める結果になりました。
渡し方
「配送した」が全体の約7割(68.9%)を占めました。
「持参した」人は18.5%、「持参したところもあれば配送したところもある」と言う人は12.6%と、持参した人の割合は全体の3割程度に留められています。
互いの都合や距離の問題の関係か、手渡しによる持参よりも配送を選ぶ人が多い傾向にありました。お中元ギフトを扱う多くの百貨店やスーパーでは、送料無料で配送を承っているので、それらを多くの人が活用していることが分かります。
品物の選び方
贈ったお中元ギフトを最大3品記入してもらった所、「ビール」(28.5%)「お菓子(洋菓子・和菓子)」(26.5%)が最も多くの人に選ばれていました。3番目は「コーヒー・ジュース・お茶」の嗜好飲料の20.2%、次に「ハム」が12.6%、「麺類(そうめん、蕎麦など)」(11.6%)と続きます。
「欲しいお中元ギフト」として毎年上位に挙げられる「金券類・現金」は4.0%に留まりました。
5位までの贈った品物を選んだ理由は以下の通りです。
【ビール】
「賞味期限が長く、受け取った人が好きなもので使いやすいと思った」
「本人からのリクエストで毎年同じものを送っている」
「夏のお中元ギフトの定番商品だから」
【お菓子】
「日持ちがして、美味しそうに見えたから」
「働く人達に分け合って食べてもらえるように選んだ」
「品数が多いので、子どもがいる家庭でも喜んでもらえそうだから」
「送り宛が高齢者の為、好きそうな和菓子にした」
【コーヒー、ジュース、お茶】
「日持ちがして、無難な物を選んだ」
「相手がお酒を飲まないので、珍しい果物を使った100%ジュースの詰め合わせにした」
「好き嫌いが激しくならないから」
【ハム】
「調理をせずに食べられて手軽」
「家族皆が喜びそうだから」
「毎年贈っていて、重宝されているから」
【麺類(そうめん、蕎麦など)】
「家族全員で食べられるものだから」
「夏に良く食べるものを選んだ」
お歳暮を贈る予定
今年のお歳暮を「贈る予定がある」と答えた人は37.4%、「予定はない」は45.0%になりました。
17.6%の人は「まだわからない」と回答しています。
お中元を贈った人は86.8%の高割合で「お歳暮も贈る予定」と応えており、お中元を贈らなかった人は7.4%に留まりました。「お中元を贈らなくても、お歳暮は贈る」と考えている人は少数派なことが分かります。
どれぐらいの人が贈っているの?贈る相手、費用、品物は?~「2014年のお中元に関するアンケート」 - Dream News