失敗なく喜ばれるお中元・お歳暮の7通りの選び方
お世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈るお中元、お歳暮。
値段相場は3,000~5,000円と、ある程度決まっているのですが、毎年何を贈ろうか悩む人も多いです。
贈る際の注意点や選び方、人気のギフトについてまとめました。
お中元・お歳暮の選び方
避けた方が良い物
【好き嫌いが分かれるもの】
好き嫌いが分かれやすい食べ物としては、珍味、缶詰、干物、香味野菜を使ったエスニック料理など、ニオイや味が特徴的な物が挙げられます。
相手や家族の好みを事前に調べてから、食品を贈るようにしましょう。
【保存が効かないもの】
贈る時期は、夏休みや冬休みとも重なるので、長期間家を留守にする家庭も多いです。
生鮮食品やナマモノを贈る場合は、贈っても大丈夫かどうか、事前に確認することが大切です。できれば日持ちがする品物か日用品などを選ぶと良いと思います。
【目上の人に贈る場合】
金券(商品券、ギフト券)、踏みつけることを表す「履物類」、勤勉奨励を意味する「筆記用具」や「時計」は避けます。
相手の家族構成や人柄を把握する
贈る相手が一人暮らしや核家族だったりすると、大量に食品が贈られてきても食べ切れなかったり、保存場所に困ったりすることが多々あります。
一般的なお中元・お歳暮ギフトだと、値段相応の商品を買うと量が多過ぎる場合があるので、少量で美味しいもの、常温で保存が効くものを選ぶようにしましょう。
また相手が一人暮らしで料理を全くしない場合は、切って食べるだけの加工品やレトルト食品、小分けのお菓子、賞味期限が長い物の方が喜ばれます。
ネット注文時に注意
最近はネットで贈答品を注文して、贈り先に配送する人も増えてきました。
デパートやスーパーまで行く必要がなく、家にいながら多種多様なギフトを比較して選べるのがメリットです。
無料でのし付けサービスやギフトカードの同封を行なっている所もあるので、便利に利用できると思います。
ただし実物の商品を見て確認できないので、購入は慎重に行ないましょう。
繁忙期によっては、のし付けサービスを受け付けていない場合もあるので、注文時期には注意が必要です。
年配者へのギフトはデパートで買う
目上の人、特に年配の人の中には「贈られてきた商品が、デパートのギフトかどうか」を気にする人が一定数おられます。
包装紙や宅配便の送り状で、どこで購入した商品か分かるので、贈答品の中身だけでなく外見も気にした方が良いです。
各百貨店はオンラインショップがあるので「近くに百貨店がない」という人でも利用できます。
百貨店が運営するオンラインショップだと、店舗と同じ商品が購入できるので、百貨店でギフトを確認した後、ネット注文をするのも手です。持ち帰る手間がなく、百貨店から贈るよりも送料がかからない場合があります。
早期割引でお得
お中元やお歳暮シーズンの前には、各ギフトショップや百貨店などで1~2割安く買える早期割引を行なっている所があります。
早期割引以外にも送料無料になったり、購入金額に応じてプレゼントをもらえたりするキャンペーンが実施されています。
時期はマチマチですが、お中元は5月中旬~7月下旬、お歳暮だと10月中旬~12月中旬が早期割引の特典期間です。お中元は地域によって贈る時期が異なるので、各キャンペーン情報を見逃さないようにしましょう。
早めに手配することで、お得になるだけでなく、贈る時期を逃さずに済みます。
定番のお中元・お歳暮ギフト
【お中元】
- ビール
- 清涼飲料水
- ジュース
- ゼリー
- アイスクリーム
- 旬の果物
- 夏バテの防止にスタミナがつくもの
【お歳暮】
- ビール
- 日本酒、焼酎
- ハム
- すき焼き肉、しゃぶしゃぶ肉
- 鍋セット
- チョコレート
相手の好き嫌いもありますが、自分自身で美味しいことを知っており、相手にぜひ味わって欲しいものを選ぶのが良いです。
何の食品を贈ろうか悩んだ時は、地元の特産品や定番のギフトがオススメ。
ただし特産品は他の地域に住んでいる人にとっては食べ慣れていない味もあるので、好き嫌いが分かれそうな商品は避けた方が良いです。
有機や無農薬栽培された野菜やフルーツを使ったジュースやお菓子、無添加な加工品など、誰に贈っても安全で安心なギフトを選ぶように心がけましょう。
過去に喜ばれたギフトであれば、毎年同じ物を贈るのも手です。
「毎年○○○を贈ってくれる☓☓さん」と、自分を印象付けることもできます。
選び方に悩んだ時はカタログギフト
お中元やお歳暮ギフトとして、最も無難なのがカタログギフト。
もらって嬉しいお歳暮ランキングでも上位に入ることも多い、最近人気のギフトです。
贈るギフトを選ぶこと自体に時間がかかるので、カタログギフト1冊贈ってしまえば済むという手軽さが魅力です。贈られた相手も好きな商品を選んで取り寄せられるので、ハズレが少ないという双方にメリットがあります。
最後に
最近は贈る習慣も減ってきていますが、格式張らず手土産として贈る機会は多くあります。
贈り先の好みや自分との関係性を考えながら、定番ギフト、その土地では手に入りにくいもの、気の利いた実用品など、相手に応じて贈り分けることが大切です。
毎回贈った品物の種類や金額を記録しておくと、次回以降のギフト選びに役立ちます。