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お中元・お歳暮をお断りする時に使える断り状の文例集

断り状の文例集

お中元やお歳暮を断る時は、断り状を書いて送るのが一般的です。
贈答品と同額かそれ以上の品物を、断り状と共に送ります。

仕事の立場上受け取れない物や、賄賂らしき贈答品に関しては開封せず、包装紙で重ねて包み、断り状を添えて返送します。

お中元・お歳暮を断る時に必要な断り状の書き方をまとめました。断り方については「断りたい」と思った時に読む!お中元・お歳暮の3通りの断り方でまとめています。

断りの手紙の書き方

最近は「儀礼廃止」でお中元やお歳暮をやり取りしない企業も増えてきました。
また「毎年贈ってもらっているが、相手の負担を考えて断りたい」と考えている人も少なくありません。

断り状の例文集

断り状に使える例文を書いてみました。「断り状」と言っても、一般的な手紙の書き方と同じです。
細かい内容に関しては、相手や状況に応じて文章を変えたり、追加してみたりして下さい。


【例文】「今回は頂きますが、今後は辞退します」という場合

年の瀬も押し迫って参りました。
さて、この度はお中元を頂戴しまして、誠にありがとうございます。
早速、家族で旬の味覚を美味しくいただきました。

いつも何かとお気をかけていただきまして、厚く御礼申し上げます。
ご好意は大変ありがたく存じますが、今後はこのようなお気遣いなさいませんよう、お願いいたします。

季節柄、どうぞご自愛下さいませ。


【例文2】取引先のお中元・お歳暮を断る場合

寒冷の頃、貴社におかれましては、ますますご清祥でご活躍のことと存じます。
この度は、お歳暮の品を確かに拝受いたしました。

お心遣い誠にありがたく存じますが、実を申し上げますと、弊社ではお取引様からのご贈答は辞退させていただいております。

しかしながら、その旨をお伝えもしておりませんでしたので、この度はありがたく頂戴させていただきます。

こちらの都合ばかりで心苦しいのですが、どうか今後はお気遣いなさいませんよう、何卒ご理解のほど宜しくお願いします。

最後になりましたが、貴社一層のご隆盛と皆様のご活躍をお祈りしまして、お礼とお願いを申し上げます。


【例文3】取引先のお中元・お歳暮を返送する場合

師走の候、貴社ますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。
この度は、ご丁寧にもお歳暮の品を送り下さいまして、誠にありがとうございます。

ご好意を頂きながら心苦しいのですが、弊社ではお取引様からのご贈答は辞退させていただいております。なにとぞ、ご理解のほど宜しくお願いします。

贈りいただきました品はお気持ちだけ頂戴しまして、はなはだ失礼とは存じますが、別便にてご返送させていただきました。誠に勝手なことでありますが、あしからずご了解下さい。

まずは、お礼方々お詫び申し上げます。

まとめ

断りの手紙(断り状)を書く時に気を付けたいポイントは4つあります。

  • 断りの意志を明確にする。
  • 本文の最初に、お中元やお歳暮が届いたことに対する感謝の気持ちを示す。
  • 断る理由を挙げて、相手の好意を無にしないようにする。
  • 今後の関係を考えて、角が立たない表現を選ぶ。

「気持ちだけ受け取り、品物は断る」のスタンスで「お中元やお歳暮を断る=関係の拒絶」だと思われないような文面にすることが大切です。

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