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時期や品物の金額に注意!お中元・お歳暮のお返し時のポイント4つ

お返し時のポイント

贈っていない人から贈答品をもらった場合、慌ててお返しをする必要はありません。

お中元、お歳暮はあくまで「感謝の気持ちを相手に伝えるもの」なので、香典返しや内祝いのようにお返しをしなくて良いです。

お中元・お歳暮のお返し

お返しの代わりにお礼状を出すのが一般的です。

お礼状だけでなく「どうしてもお返しをしたい」という人向けに、お返しをする時に気を付けたいポイントをまとめました。

お返しの時期

お返しの時期は、品物を受け取ってから、少し時間を空けるのが良いです。
後日贈るので、名称は「暑中御見舞」や「御年賀」となります。

【お中元】
15日過ぎの「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈ります。
目上の人にお返しする場合は「暑中御伺」「残暑御伺」だと印象が良いです。

表書きは贈る時期によって使い分けるのが大切です。

  • お中元......7月初旬から7月15日まで
  • 暑中御見舞......7月16日から立秋の前日まで
  • 残暑御見舞......立秋に入ってから処暑まで

関西など贈る時期が月遅れの8月初旬から15日までの場合は、お返しが16日から処暑までの「残暑御見舞」になります。

【暦】
中元......7月15日
立秋......8月7日(年によって8日の時がある)
処暑......8月23日(1992年~2023年まで同じ)

【お歳暮】
お歳暮は12月中旬~下旬に届くことが多いので、お返しは年が明けてから「御年賀」や「寒中御見舞」の形で贈ります。目上の人に贈る場合は「寒中御伺」が丁寧です。

寒中御見舞の時期を過ぎた場合は「お礼」「感謝」とします。

  • 御年賀......年明けから松の内まで。
  • 寒中御見舞......小寒から立春または大寒まで。
  • お礼・感謝など......寒中御見舞の時期以降

【暦】
松の内...... 1月7日。関西は15日。
小寒......1月5日(2013年、2014年)または1月6日(2015年)。
立春......2月4日(1985年~2020年)
大寒......1月20日(年によって21日の時がある)

「のし」の種類

お返しで使うのし紙や水引、熨斗はお中元やお歳暮の時と同じです。

水引は紅白の花結びを使います。
表書きは、時期に応じて「暑中御見舞」「御年賀」と書くようにしましょう。

またのし紙などを付けず、次回相手先と会った時に「お中元を頂いたので......」と手土産のような形で渡すと、堅苦しくならずに済みます。

品物の選び方

「お返し」と言っても、お中元やお歳暮と同じものを選んでも構いません。
基本的には食べ物や飲み物、生活消耗品などの「消え物」です。

和菓子、洋菓子、旬の果物、清酒など、相手に負担をかけないような気楽な品物の方が、お返しとして相応しいと思います。

何が良いかは相手や家庭の事情によって異なるので、相手がもらって喜んでもらえる品物を選びましょう。

お返しの金額

お返しをする時は、頂いた贈答品の半額程度の品物に留めるのがマナーです。
これは「半返し」と言われる考え方で、お中元やお歳暮以外のお祝い事にも当てはまります。

あくまでも金額は目安なので「約5,000円の商品を頂いたので、3,000円程度のお返しギフトを贈る」というのも問題ありません。

「もらった品物よりも、やや安め」くらいが、相手に負担を感じさせずお返しの品を受け取ってもらいやすいと思います。

明らかに高額な品物を相手先に贈ってしまうと「次回から贈り物は結構です」という意味を含ませる可能性があります。

「贈られた品物の同額程度のお返しが良い」と言われる場合もありますが、断る際に「同額程度の品物と断り状を添えて贈る」パターンが多いので、相手との関係によっては避けた方が良いかもしれません。

まとめ

  • お返しは義務ではない
  • 贈答品を受け取ったら、お礼状を書くのが一般的
  • お返しは後日「暑中御見舞」や「御年賀」の時期に贈る
  • のしや水引、品物はお中元・お歳暮と同じものでOK
  • お返しの金額は頂いた品物の半額~同額以下が目安

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カテゴリ:マナー