そのギフトを選んで大丈夫?お中元・お歳暮で贈ってはいけないものリスト
基本的にお中元・お歳暮は「お世話になりました」という気持ちがこもっているものであれば、喜ばれますが「贈ってはいけない」と避けられる品物もあります。
「贈られる側が不快に思う物を贈る」のは当然として、語呂合わせや意味合いが良くない物はお中元・お歳暮問わず、贈るものとして不適切です。
「今年は何を贈ろうかな」と思った時、注意しておきたいギフトについてまとめました。
お中元・お歳暮で贈ってはいけないもの一覧
- 4、9など語呂合わせに関係する物
- 花・植物
- ハンカチ
- 刃物(包丁、ハサミなど)
- 履物類(靴や靴下)
- 時計や筆記具、文房具
- 下着
4、9など語呂合わせに関係する物
4は「死」、9は「苦」をイメージさせます。
例えばクシは「苦死」と縁起が悪いので、贈り物では避けたい一品です。
花・植物
花や植物自体はお中元やお歳暮のギフトとして贈っても問題ありませんが、花の中には花言葉で不吉な意味をもつ場合があります。
例えば彼岸花(ヒガンバナ)の花言葉は「悲しい思い出」、鬼灯(ホオズキ)は「頼りない、半信半疑」など、リンドウは「悲しんでいるときのあなたが好き」などの意味があります。
同じ花でも花言葉が良い意味と悪い意味両方もつ場合も多く、あまり深く気にする必要はないと思いますが、一度購入する前に簡単に花言葉を調べておくと安心です。
ハンカチ
贈り物の定番中の定番である「ハンカチ」ですが、日本語でハンカチを意味する「手巾(てきれ)」が手切れに通じます。
「もう、あなたと会いたくありません」という意味になるので、贈るのは避けた方が良いです。
刃物(包丁、ハサミなど)
刃物から「切れる」「縁を断ち切る」が連想されます。
「これからも宜しくお願いします」と渡すお中元やお歳暮には向いていません。
履物類(靴や靴下)
「(相手を)踏む」「踏みつける」を意味するので、目上の人に贈るのは不向きです。
時計や筆記具、文房具
「勤勉」の推奨を意味するので、目上の人に贈るのは避けます。
下着
「着るものに困っている」「恵んであげる」と考えられる為、年上への贈り物では避けた方が無難です。
贈る際、注意が必要なもの
- 冷凍・冷蔵品・生鮮食品
- 商品券・現金
冷凍・冷蔵品・生鮮食品
届いてから冷蔵庫に入れるようなギフトは、相手の都合を考えて贈らないと迷惑がかかる可能性が高いです。
特にアイスクリーム12個など、量が多く、冷凍庫の幅を取る商品を一人暮らしや二人暮らしの人に贈っても喜ばれにくいです。
相手先の家族構成や食べる量を考えたギフト選びが重要です。
冷蔵庫で保存が必須な商品を贈る際は、事前に贈り先へ品物の詳細と、届け時期を連絡しておくと安心です。
商品券・現金
もらって嬉しいギフトで上位になることが多い「商品券・現金」ですが、金額が分かる品物を贈るのはマナー違反だと言う人も少なくありません。
ただしお稽古事や塾などの先生へ贈る際は、場所を取らず、教室で必要な品物を買い揃えるのに使える商品券や現金の方が歓迎されることが多いです。
親戚、会社の上司、取引先の相手など、目上の人には贈らず、贈り先にさえ注意すれば贈って喜ばれる商品だと思います。