子供の習い事の先生にお中元やお歳暮は必要?ギフトの値段相場は?
日頃お世話になっている人に贈るお中元、お歳暮。
贈る相手としては会社の上司や取引先、親戚や両親、仲人など様々ありますが、習い事をしている人ならば習い事の先生も忘れてはいけません。
時期が近づくにつれ「子どもがピアノを習っているけど、贈る必要はある?」「お歳暮で何を贈れば良い?」「値段相場はいくら?」と悩む人は多いようです。
習い事の先生に贈る時の注意点や贈り方についてまとめました。
お中元やお歳暮を贈る習い事は?
お中元やお歳暮を贈ることが多い習い事としては、
- ピアノ
- 習字
- 華道
- 茶道
- 音楽
- バレエ
が挙げられます。
特に礼儀作法を教えたり、師弟関係が重要視されたりする習い事は必要な場合が多いです。
体操や学習塾、英語などの語学、スイミングに関してはマチマチです。
「グループレッスンの場合は贈らない」「個人レッスンの先生には渡す」というように、習い事を受ける環境によって贈る贈らないが分かれる所もあります。
自営で習い事の教室をやっている人や、格安月謝・ボランティア状態で教えてもらっているフリーの先生には「月謝とは別にお中元やお歳暮を渡すべきだ」という考えが根強いです。
通い始めて間もない人で、先生にお歳暮を贈るかどうか悩んだ時は、他の人や先生にそれとなく尋ねてみるのが良いと思います。またグループでお金を出し合って贈る所もあります。
先生に対して他の生徒さんが競って渡し合うことが一部ではあるようですが、常識の範囲内で礼を欠かさない程度で贈るのが好ましいです。
稽古事の先生向けのお中元・お歳暮
一番贈られることが多いのは現金や商品券です。
マナーとして目上の人には現金や商品券を贈るのは失礼とされていますが、その昔、お稽古事の先生には「お中元やお歳暮の時期にボーナスの代わりにお金を渡す」というルールがあったそうです。
その為、現在でもお世話になっているお礼として現金や商品券が使われています。
金額は月謝の1ヶ月分が目安とされます。
生徒が多い習い事の先生だと、お中元やお歳暮の時期になると沢山の贈答品が届けられるので「食べ物でもらうよりも、ありがたい」と言う人が多いです。
商品券は図書カードやクリーニングギフト券、クレジットカード会社のギフト券、クオカード、お米券、ビール券など様々な種類があります。
本や教材を買う機会が多い習い事ならば図書カード、お酒を飲まれる人ならばビール券など、相手に合わせて贈り分けるのが良いと思います。
「目上の人に現金や商品券だけは失礼ではないか?」と思う人は商品券やギフト券+菓子折りの組み合わせで贈ります。菓子折りはお盆代わり(=添え物)なので、1,000~3,000円程度のもので充分です。
また「気持ち程度を贈りたい」という場合は、3,000~5,000円程度のお菓子を贈るのが一般的です。
最後に
最近では「月謝をいただいているから不要」と断る所も増えています。
その為、お中元やお歳暮の形を取らず、お盆や年末年始の旅行のお土産や、発表会後、習い事を辞める時にお礼としてお菓子などを渡すことが多いです。
今回だけ贈る場合、のしの表書きは「お礼」や「感謝」とします。
お中元やお歳暮は習慣性が強いので「今年贈って、来年は贈らない」にはできません。
お中元とお歳暮、どちらを贈れば良いか悩んだ場合「一年分の感謝の気持ちを表す」お歳暮を贈ります。お中元を贈った場合は合わせてお歳暮を贈る必要があります。
習い事の先生に贈る際に注意したいのが、他の生徒や保護者がいる所で渡さないこと。
他の人が誰もいないタイミングで渡すか、先生の自宅まで配送してもらうのも手です。
また子どもの習い事の先生に贈る場合は、子どもも連れて行き、一緒に感謝の気持ちを表した方が良いと思います。
名称は何であれ、相手に日頃の感謝の気持ちが伝わるような品物を贈ることが大切です。