人気No.1だけど......お中元やお歳暮でギフト券や商品券を贈るのは失礼?
ギフト券や商品券は、毎年の「もらって嬉しいお歳暮ランキング」で1位になることが多い人気の商品です。
もらう側としては、変なものが贈られてくる心配がなく、場所を取らず、自分の好きな商品を選んで買えるのが魅力的です。
ただし「金額が分かるものだから贈るのは失礼」という意見もあり、実際に贈られる割合も低く、贈り方に悩む品物でもあります。
商品券を贈る時の注意点
贈り方にさえ気を付けていれば、相手に失礼に思われず、喜ばれる一品になります。
ギフト券や商品券をお中元やお歳暮で贈る際のポイントや、選び方についてまとめました。
贈る相手を考える
商品券やギフト券には現金と同じような意味があるので「目上の人に贈るのは失礼」と言われる場合があります。
親戚、会社の上司、取引先の相手などが当てはまります。
「商品券やギフト券を贈っても差し支えが少ない」とされるのが、お稽古事(ピアノなど)の先生です。
「儀礼のようなものだから、別にギフト券や商品券でも構わない。むしろその方が嬉しい」と思う人も少なくありません。
ギフト券や商品券をもらって嬉しいかどうかは、相手の考え方や関係によって異なるので、事前に調査しておくと良いと思います。
商品券に菓子折りを添える
目上の人に贈る時は、商品券と共に1,000~2,000円程度の菓子折りを台(お盆)として付けると、きちんとした感じが出ます。台となるものなので、菓子折りは商品券やのし袋よりも大きい品物を選ぶことが大切です。
また贈る際に「ご都合に応じてお取り替えいただけると存じまして......」「お好みが分からないので、失礼と存じましたが......」など、一言添えると良いです。
額面なしギフト券
「金額が書いてあると贈りにくい」という人向けに、額面なし(金額が明記されていない)のギフト券もあります。
有名ホテルやレストランのディナーが食べられたり、全国から選りすぐりのグルメが取り寄せられたりできます。
商品券よりも購入の選択肢は少ないですが、好きなサービスや商品を好きなタイミングで利用できるのがメリットです。
【ディナーギフト券】
洋食、和食、中華、フレンチ、イタリアンなど、有名ホテルやレストランのディナーやランチが食べられます。
【グルメギフト券】
全国から選りすぐられた特産品(肉、魚、そば、メロン、りんご、ラーメン)が自宅に届けられます。ギフト券と名前がありますが、カタログギフトと内容は同じです。
【ホテルのギフト券】
宿泊、レストラン&バーなどのホテル直営の施設、マッサージに使えるギフト券です。
オークラ、ザ・リッツ・カールトン、帝国ホテルなどで取り扱っています。
ギフトカタログを使う
「金額が分からない。相手に好きな物を選んでもらえる」と、ギフトカタログも人気です。
ギフトカタログの種類は多く、予算や雰囲気、年齢層に応じて選べるのもメリット。
特産品、スイーツ、調味料、日用品、雑貨、インテリアなど豊富なアイテムが載っており、購入の幅が広く、好きな商品を選びやすくなっています。
ギフトカタログと言えば、結婚式や内祝いのお返しや香典返しで使われることが多いですが、最近はお中元やお歳暮向けのギフトカタログを百貨店などで見かけることも増えました。
「金額が分かる商品券やギフト券を贈るのは気が引ける。味気ない」と思う人は、ギフトカタログも贈るギフトの候補に入れてみてはいかがでしょうか。