時期は?どちらかだけで良い?意外と知らないお中元とお歳暮の違い
お中元、お歳暮とも日頃からお世話になっている人に、感謝や健康を願う気持ちを表すという目的は同じです。
では、お中元とお歳暮の違いは何にあるのでしょうか?
お中元とお歳暮の違い
- 時期
- 贈る意味のニュアンス
- 金額相場
- 贈答品の内容
時期
お中元は7月(または8月)初旬から15日まで、お歳暮は12月初旬から25日頃までに贈ります。
贈る時期が地方や家庭によって多少異なる場合もありますが、お中元は夏場、お歳暮は12月が相場です。
贈る意味のニュアンス
「お世話になっている人に、感謝の気持ちを伝える」のは同じですが、時期によって贈る意味合いのニュアンスが微妙に違います。
夏場に贈るお中元は「いつもお世話になっています。最も暑い時期なので、体調に気を付けてお過ごし下さい」と日頃の感謝の気持ちと、夏に崩しがちな相手の体調を気遣う意味合いがあります。
年末に贈るお歳暮は「1年お世話になりました。来年も宜しくお願いします」と、一年の最後を締めくくる挨拶の面が強くなります。
金額相場
お歳暮の値段相場は、お中元より高価(2~3割高め)なことが多いです。
これは上半期の感謝の気持ちを表すお中元に対して、お歳暮の場合は1年分のお礼を示す意味合いが強いから。
その為、どちらか一方で済ませたい時は「お中元は贈らず、お歳暮を贈る」という考え方が一般的です。お中元を贈った時は、合わせてお歳暮も贈る必要があります。
贈答品の内容
お中元は夏の暑い時期に贈るので、清涼感のあるビールやジュースなどの飲み物。
夏らしい旬のフルーツや冷菓(水ようかん、ゼリー、アイスクリーム類)、そうめんや冷や麦の詰め合わせが人気です。夏バテ防止に、うなぎや肉などのスタミナが付くものを贈る場合もあります。
お歳暮は寒い冬に身体を温める鍋物セットや日本酒などの酒類、家族全員で味わえる肉やカニが喜ばれます。年末年始に合わせてハムやソーセージ、そば、うどんを贈ることも多いです。