お中元やお歳暮は現金でも大丈夫?渡し方で気を付けたいマナーまとめ
お中元やお歳暮に現金を贈るのは「マナー違反」として、できるだけ避けたい所ですが、お稽古や塾など特殊な環境では「現金で」と言われる場合があります。
多くのお弟子、生徒さんがいる先生になると、たくさんの品物をもらっても対応できないことが多々あったり、お稽古に必要な道具などを揃える為に「現金や商品券が望ましい」という所は多いです。
人によっては「菓子折りなど台となる品物は要らない」と言う場合もあるので、現金だけにするか、台となる商品も添えるかは事前に確認しておきましょう。
現金を渡す際に気をつけたいマナー
- 金額の相場
- 熨斗袋の書き方
- 渡し方
金額の相場
金額の相場は様々ですが「月謝半額相当」や「月謝1ヶ月分」「通っている生徒さんと連名で現金を渡す」という場合が多いです。
以前からの慣習による所が大半なので、通っているお稽古事の先生から指示を受けた通りに従うか、先輩にそれとなく聞いてみましょう。
現金を贈る時はピン札(新札)や綺麗で状態の良い物が望ましいです。
熨斗袋の書き方
現金を渡す際は、封筒よりも水引(紅白の花結び)の熨斗袋が丁寧です。
表書きに「御礼」や「お中元」と書きます。
「寸志」は目下、年少者へ贈る時に使われる表現なので、お稽古や塾の先生に贈る際は避けた方が良いです。
渡し方
渡す時期に関しては「月謝を渡す日と一緒に」「お稽古事の後」など、習い事によって異なります。
茶道の場合は、扇子に載せて袱紗(ふくさ)に包まず渡すことが多いです。
現金が入った熨斗袋だけではなく、台となる菓子折りなどの品物がある場合は、菓子折りに熨斗袋を載せて渡します。
渡し方に関しては教室の作法、流儀によって異なるので、先生や先輩に尋ねておくと気後れせずに渡せます。